「トレラグリプチン」と「オマリグリプチン」は共に糖尿病治療に用いる「DPP- 4 阻害薬」です。週一回の服用でよく、効果が長期間持続する薬です。「DPP- 4 阻害薬」は食事によって分泌される「インクレチン」を分解する酵素(「DPP- 4」)を阻害します。インクレチンは膵臓からのインスリン分泌を促進し血糖値低下に働くため、「インクレチン」を分解する「DPP- 4」 を阻害することで血糖値の上昇を防ぐことができます。「トレラグリプチン」と「オマリグリプチン」の効果には大きな差が無く、適応症なども同じであるため、特に厳密な使いわけはありませんが、効果が持続する理由の違いから、「オマリグリプチン」は重度の腎障害のある患者さんにも用いることができます。
先述のように、「トレラグリプチン」と「オマリグリプチン」には効き目に大きな違いが無く、適応症も共に「2型糖尿病」であること、薬の価格も同程度であることから基本的に特別な使い分けは必要ありません。またこれらの薬は飲み忘れた場合の対応も同じで、「飲み忘れに気づいた時点で決められた量を服用し、以降は元の予定通りに服用する」というものです。「DPP- 4 」阻害薬は単独では低血糖を起こしにくい薬ではありますが、2回分をまとめて飲まないように、薬剤師による指導を行うことも必要です。

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